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1999年8月9日から10日にかけて、伊豆・修善寺において、
組み込みシステム技術に関するサマーワークショップが開かれました。
松本吉弘教授は、アドバイザリ委員を務めています。大学、企業から若い方々が数多く参加され、総勢約100名、その結果は、http://www.caravan.net/eis/editor/index.htmで紹介されています。
当日行われた松本吉弘教授の基調講演の内容を知りたい方は、ここを、
クリックしてください。
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通産省・情報処理振興事業協会・平成10年度補正予算・次世代デジタル応用
基盤技術開発事業へ提案した「組み込みシステムのためのデザインパターンと共通
利用環境」が、見事に採択されました。数億円規模の開発となります。
詳細はここをクリックして見てください。
平成10年11月18日に内定の通知があり、現在、正式契約事務の最終プロセス
に入っています。開発作業は、契約事務に関係なく、鋭意、進めています。
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平成10年12月9日に当情報科学部は学外の企業、団体に対して、研究室
および学内施設を公開しました。当日、当研究室は、研究室所属学生の作品を展示
し、説明しました。対象作品は、つぎのものです。
- JAVA BEANSを使った空調のシミュレーション
- JAVA APPLETを使ったスライドショーによる学生紹介
- XMLを使ったマルチメディアプレーヤ
- 図書管理データベースシステム
- CORBAアプリケーション
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平成10年11月11日(水)にオムロンIT研究所への見学会を実施しました。
松本・内藤研に所属の学生18名は全員参加し、あらかじめオムロンにお願いしていた
組み込みシステムに関する技術上の質疑応答と、研究室見学を行いました。
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平成10年11月4日(水)13:20からの研究会では、日立製作所ソフトウェア
事業部の方々にご来室いただいて、CORBAの解説と日立のCORBAである
TPBrokerのインストールをしていただきました。
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オブジェクト指向分散情報システムのための共通情報基盤(プラット
フォーム)に関するディファクト標準としてCORBAがあります。また、
一方、オブジェクト指向設計のためのデザインフレームワークやそのカタログ
としてのデザインパターンがあります。分散情報システムのためのCORBA上
のデザインパターンを推進している人で、Dr. Tom Mowbrayが世界的に知られて
います。松本吉弘教授は、1998年7月8日にこの人を日本に呼んで、東京ビッグ
サイトでシンポジュームを行いました。
当研究室では、CORBA上での分散システムの研究を行います。電子商取引
など、共通情報基盤では必ずCORBAが用いられます。現在、企業では、CORBA
上でクライアント/サーバシステムを構築できる卒業生を求めています。
書店の店頭で見られる平積み本の多くは、CORBAに関するものであることから
もこのことが分かるでしょう。
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平成10年6月29日に、米国George Mason大学のH. Gomaa教授と
松本吉弘教授は、東京で、1対1でソフトウェア設計におけるシステムアーキ
テクチャの再利用に関する公開討論会を行いました。聞き手は、電子協(通産省の外郭
団体)の委員会委員の皆さんでした。Gomaa氏のオブジェクト指向設計技法は、Gomaa法
として、当研究室の研究テーマのひとつとなってきまじた。現在、Gomaa氏の研究室
と松本吉弘研究室は共同研究を薦めるための方向で準備を進めています。
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平成10年4月18日から25日の間、京都市宝が池の国際会議場で、
第20回ソフトウェアエンジニアリング国際会議(ICSE98)が開かれました。
当研究室に所属するものにとっては、有益な会議でした。松本吉弘教授は、
かつてからこの会議で、数回の発表を行っており、今回も「曼荼羅」に関する
発表を行いました。
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当研究室では、「曼荼羅ハイパーメディア研究会」を97/11から開きました。
現行の紙メディアによる読み物を置換できるような電子メディアによる
革新的な読み物の姿を考え、創造していきたいと考えています。
意欲のある学生は、自由に参加できます。
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「曼荼羅」と称するソフトウェアは、京都高度技術研究所で、松本吉弘教授と
山田篤非常勤講師が開発したハイパーメディア・ブラウジングシステムで、
ウェブ上で実行されます。すでに電気学会電気技術史技術委員会に参加している
主な大企業で試用され有名になっています。
当研究室「曼荼羅アイパーメディア研究会」では、現在、北欧神話を絵本より面白く、
楽しませるようなハイパーメディアシステムを「曼荼羅」を使って編纂する研究を
行っています。
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松本吉弘教授らは、京都市からの委託を受けて、京都高度技術研究所において、
京都市文化観光案内システムを開発し、ホームページ「洛中洛外」によって
公開しております。
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平成9年9月30日に、松本吉弘著「情報システム技術者のための
ソフトウェア工学」電気書院発行(\4、000)という単行本が発売されました。
3回生の「ソフトウェア工学」という授業のテキストとして使います。
図書館には入れてあります。
- 卒業研究で指導する分野は、つぎのとおりです。
- ソフトウェア工学
- オブジェクト指向設計
- ソフトウェア・デザインパターン
- ソフトウェア・アーキテクチャ
- 情報システム
- 情報共通基盤CORBA
- クライアント/サーバ型分散システム
- ワールドワイドウエブによるハイパーメディアシステム
- データ工学
- 卒業研究とは
- 研究室で過ごす期間は、卒業までの1年足らずという人生のなかでのごく短い時間帯です。この期間
で獲得して欲しいのは、「すぐれた学問的、技術的知見」ではなく、「自分の問題を見つけ、その解決に向
かって夢中になって取り組み、良い汗をかいた、という満足感」であります。自分の力で作り上げたという
満足感が、世の中へ出たときの基礎的自信に繋がるのです。
- 卒業論文内容の学問的・技術的レベルがどうのこうのということは、問題になりません。自分で、問
題を見付け、自分の力でそれを解決したという満足感が、終生の快い思い出になり、社会活動における自分
の糧になるのです。
- 松本 吉弘教授は、昭和28年から29年にかけて、大学4年生での卒業研究を東大で行いました。
テーマは、水銀整流器の制御でした。当時、電気機関車や電車はすべて直流で動き、これらを動かす直流を
交流を整流して作るための水銀整流器は、最先端技術だったのです。しかし、いまや、水銀整流器といって
もだれにも分らないでしょう。
- 当時、研究生が、研究室で指導担当教授の指導を受けるのは、月に一度の、しかもわずか5分ほどの
間でした。問題を見付け、それを解決する方法を見付けるのは、自分自身でした。先生の指導は、月一度の
研究会で、発表にけちをつけるだけでした。このような指導の仕方は、当時のアメリカの大学でもほぼ同じ
でした。先生は、手を取り、足を取るようなことは絶対にしませんでした。
- 研究室に配属された日に、大きな水銀整流器の部屋で連れて行かれ、これを制御するシステムを作れ
という課題だけを与えられました。まず、手を着けたことは、当時、実用化されていた整流器制御方式の調
査でした。すでに行われている方式とあまり違わないものを研究会(研究室内で月一度行われた)で発表し
ようものなら、笑いものになるだけです。自分なりの新しい制御方式を考えついたのは、9月を過ぎた頃で
した。それから、秋葉原へ出かけて、磁気鉄心や銅線を買ってきて、50cm四方もするリアクトルをはじめと
する制御回路を自分ひとりで作りました。このリアクトルは、制御に失敗すると、大電流が水銀整流器に流
れ込み、ガラス容器が破裂するので、いざというときの電流を制限する限流リアクトルとよばれるものです
。水銀整流器は、数百アンペア流しますから、だれも助けてくれない、ひとりだけで行う実験には、毎回命
の縮む思いをしました。
- 自分なりの方式で、どうやら電流の制御ができるようになったのは、2月に入ってからでした。先生
にこれを発表したとき、初めは「どうせ大したことはできていないだろう」というような顔つきをしていた
先生の表情が、一瞬、こわばって、一変にして、いままで見たこともない優しい表情になったことをいまで
もありありと思い出します。このときの感激が、その後の社会生活での大きな自信に繋がっています。これ
が研究室で得ることのできるもっとも貴重な成果なのです。これによって、人生に乗り出す自信ができるの
です。
- 松本 吉弘教授は、社会にでてから、500MWから1000MWもするような大きな事業用タービ
ンの暖機回転数から定格回転数までのスピ−ドアップを、コンピュータによって全自動で行うという実験を
世界ではじめて行いました。失敗は、何十億円もするタービンを壊すことになります。電力会社の技術責任
者の偉い人が周りで立ち会って、電力消費の少ない深夜に実験を行うのです。このとき、研究室で、ひとり
で大電流の水銀整流器を制御していた当時の緊張感が大変役に立ちました。
- 最近は、社会の流れから、先生、研究生がみなで協力し、一緒に、手を取り、足を取り研究するとい
う方向へ向かっているようにも考えられます。昔のやり方がそのまま通用するとも思えません。しかし、社
会に出て、「あのとき、あの研究室で、自分の力で良い汗をかいてほんとによかった」と思い出すことがで
きるような生活を研究室で送るようにして欲しいものです。
研究題目
以下に掲げる題目は、モデル項目であり、研究室に配属された学生には、対話を通じて、このなかのひと
つを選ばせ、さらにそれを対話を通じて修正して、最終題目とします。
- 概要
- 松本 吉弘教授は、1970年代に初めて大規模なソフトウェア工場を組織化し、品質および生産性の
向上に寄与したことで国際的に評価されています。当研究室では、最近のソフトウェア設計技術について勉
強するとともに、クライアント/サーバ型情報システムの基礎となっている共通情報基盤という思想につい
て習熟し、学生がディファクト標準となっているCORBA(共通情報基盤のひとつ)上の応用システムをC++ま
たはJavaで記述し、それに適合するCORBAを自動生成する方法に熟達し、CORBA上でイントラネット型情報シ
ステムを設計できるよう指導します。
- 最近のクライアント・ユーザインタフェースは、音声、動画など各種形式のメディアをブラウザ画面上
で、なんらかのセマンティックスによってリンクする必要に迫られています。ウエブサーバに搭載するハイ
パーメディアツールによって、あらゆる種類のメディアになんらかの意味を付してリンクできるようにしま
す。
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- 組み込みシステム向けソフトウェア・デザインパターンの研究
- 組み込みシステムのためのデザインパターンと共通利用環境
(通産省情報処理振興事業協会・次世代デジタル応用基盤技術開発事業からの受託)を開発する産学協同プロジェクトのなかで、ソフトウェア・デザインパターンの研究を行います。再利用が可能なオブジェクト指向ソフトウェア・マイクロアーキテクチャをパターン記述言語に従って、Javaで記述します。このプロジェクトに参加している企業へのインターンシップも、必要に応じて実施します。
- Gomma法に基づくオブジェクト指向設計の実用化に関する研究
- オブジェクト指向設計が商用システムにおいても、採用されるようになりつつあります。商用設計のた
めに、さまざまな方法論が提供されています。米国の国防省は、ADARTSと称する方法論を推奨し、空軍関係
のソフトウェア製作では、業者にこの方法論の採用を義務づけていると聞いています。Hassan Gomma氏は、
かつてGeneral Electric社の研究所にいて、設計の実務に理解のある人だが、彼の方法論がADARTSの基礎と
なっています。Gomma氏は、松本教授との接触をもち、現在、米国の大学教授の職にあり、なお彼の方法論
を実務に定着させるため、努力をしています。
- 共通情報基盤CORBAの構築とクライアントサーバに関する研究
- OMG(Object Management Group)は、共通情報基盤のためのディファクト標準として、CORBA(Common
Object Request Broker Architecture)の普及を進めている。クライアント/サーバシステムをはじめ、商
用の分散システムは、CORBAに準拠したAPI(application program interface)を経由してソフトウェア要
素間の通信を行わねば、実用価値がないとまでされるようになってきました。CORBAに対応したC++、また
Javaのアプリケーションプログラムを作成するための支援システムとして、Orbix、VisiBroker、TPBroker
などが提供されています。 当研究室では、CORBAの思想について学習するとともに、これらの支援システム
について習熟し、小規模なイントラネット型情報システムを製作し、分散システムについて知見を深めます。
- ソフトウェアアーキテクチャの記述に関する研究
- すぐれた情報システムは、すぐれたソフトウェアデザインパターンから生まれます。松本吉弘教授が
1970年代に創始した東芝ソフトウェア工場が世界的に認められたのは、デザインパターンを定型化し、管理
し、その再利用を進めたからであります。ソフトウェアデザインパターンは、ソフトウェアアーキテクチャ
という名称で、情報システムの設計というより広い範囲で実用されるようになってきました。最近は、この
ソフトウェアアーキテクチャを記述するための言語も提唱されています。 当研究室では、世の中に出てい
るアーキテクチャ記述言語を調査し、それをさらに発展させるために記述実験を進め、ソフトウェアアーキ
テクチャに対する知見を深めます。
- ホームページから行うデータベースアクセスの最適化に関する研究
- HTMLを用いて記述されたホームページから、データベースをアクセスするための手段は、CGIやJava
APIなどによって提供されています。イントラネット型情報システムでは、この手段は不可欠とされていま
す。しかし、その実現の方法は、いくつも考えられ、情報システムの目的に合わせて最適な手段を選択する
必要があります。 当研究室では、学内で必要とされる具体的な情報システムを対象として、ホームページ
からのデータベースアクセスを製作、実験し、その最適方法の選択について知見を深めます。
- 分散メディア統合のためのハイパーメディアシステムの研究
- ホームページブラウザによって解釈されるHTMLは、主としてテキストをハイパーリンクすることを目的
としています。今後は、動画や、音声のような動的メディアを同期させながらホームページ上でハイパーリ
ンクする必要が強まると考えられます。このような目的のため、Hytimeの利用が検討されています。 当研
究室では、動的メディアの並行・同期制御を行うようなシステムの試作を行い、ハイパーリンク技術の進展
に貢献したいと考えています。
- 技術史を複雑系としてとらえる研究
- 天動説、地動説があります。いま、地球人は地動説を信じています。しかし、これも矛盾を多く含んで
います。宇宙全体は、ネガエントリピとエントロピの同時に相互作用する複雑系のなかから生まれる現象、
またはその観測にしか過ぎません。人や生命も現象のひとつです。人の活動の歴史、そのなかの技術の歴史
を観察することによって、複雑系のアトラクタを類推するという研究がこの項目です。電気学会のなかに委
員会を作って、研究を行っています。松本教授のホームページ(http://www.astem.or.jp/~yhm/)のなかに、
論文のひとつが入っています。
- 質問のある学生は
- 松本 吉弘教授(yhm@is.oit.ac.jpまたはyhm@astem.or.jp)にどうぞ